無償のボランティアと有償ボランティア

近年はボランティアという仕組みは多様な意味合いで使われており、一口にボランティアと言っても対価の発生、担い手、協力先などが様々です。

介護や福祉の分野では、特にボランティアと関わることが多いため、最近の「ボランティア活動」について改めて考えてみます。

 

ボランティア活動とは、より豊かな地域社会を築くために、自らすすんで、他の人や社会のために、金銭の見返りを求めないで行う活動を意味です。

 

ボランティア活動は、活動目的の達成によって、出会いや発見、感動、喜びといった精神的な報酬を得る活動のことです。個人的な利益や報酬を第一の目的にした活動ではありませんが、交通費や食費、材料費などの実費弁償についてはボランティアと言えど一般的に無償の範囲とされています。 

無報酬では継続できないという中で、有償ボランティアという仕組みができてきましたが「謝礼的な金銭の支給」や「活動経費としての一定額の支給」は、その支払いの内容が労働の対価、つまり賃金として解釈される可能性もあり、有償ボランティアと呼んでいるケースでも労働者とみなすこともできるという法的に微妙な立場にあります。複雑化する勤勉のボランティア事情をまとめた記事はこちら。

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ボランティア活動を知り、みんなが協力していけるように。